☆ 活動報告 2013年8月31日(土) 南三陸町

一般参加者33名+スタッフ3名

約1ヶ月半ぶりに訪れた南三陸町。被災したJR気仙沼線の線路跡に高速バス専用道ができていました。予報から懸念された雨は結局降らず、よい感じの曇り空のもとでの活動です。
まず向かった先は荒砥漁港、ホタテ養殖用の筏を固定するサンドバッグを作りました。それに費やす労力もさることながら、袋の口を閉じる紐の結び方が難解で、おおいに苦心しました。依頼主のお母さんが、「津波が辺り一面を滅茶苦茶にしていった後、一体どこから手を付けたらよいものやら途方に暮れていたとき、自衛隊やボランティアさんが来て、重機でなければどうにもならないと思っていた瓦礫や泥を、スコップや一輪車を使って人力で片付けていってくれたのには本当に驚いたし感動した」と話してくださいましたが、ひとりの非力も寄り集まれば効をなすもので、一日がかりで作るはずだったサンドバッグ350袋がものの2時間ほどでできあがってしまい、急遽、次の現場へ移動。午後からは、廻館で瓦礫撤去を行っていた他団体さんに合流しました。掘り返すと震災の年に嗅いだような臭いの立つ泥には、まだまだ多くの家財道具が埋もれていました。
午前・午後ともに根気のいる作業で、みなさんのお顔にも一様に疲労が色濃く見受けられましたが、帰りには、ボランティアセンターや『ヤマウチ』のスタッフのみなさんが総出で見送ってくださり、疲れも心地よい充実感へと変わって、また南三陸へ来たいという気持ちにつながるような、そんな一日でした。

※写真は作業依頼主の方や現地リーダーさんのご指導のもと、特別に撮影させていただきました。


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