第119回 平成25年1月19日 宮城県南三陸町
泥かき・がれき撤去等 26名+リーダー4名

 凛とした青、2013年の活動を寿ぐかのような空の下、今年最初の活動を無事終了することができました。予報どおりの強風も現場の地形に守られ、大きな影響はありませんでした。また、10センチほど積もった雪のおかげで地面は完全に凍てついておらず、多少のぬかるみはあったものの、凍結した地面に工具が役に立たなかった昨年の第1回に比べると作業環境は上々でした。
 当日の現場は、以前作業に入ったパチンコ店(天王前、現在は跡地)の後方数百メートルの山すそでした。大きなガレキを撤去しただけで整地したため、建材や家電、衣類や食器、スポーツ用品、漁具などあらゆるものが大量に埋まっていました。
掘れば掘っただけ出てくるガレキに、ともすれば自分たちの無力さを思い知らされる、肉体的にも精神的にもかなりタフな現場でした。それでも、確実に積みあがっていく分別されたガレキの山に一縷の希望を見い出し、お互いに声をかけ、励ましあいながら、手を止めることのない皆さんに、あらためて敬意を抱くとともに、現地から一定の評価をいただいているその源泉を見たような気がしました。
 震災から二年が経とうとしている今、これからの活動について安易に云々することはできませんが、時間の止まった街がふたたび動き始めるまで、微力ながら何らかのかたちで現地の皆さんに寄り添うことができれば、との思いを新たにした一日でした。粟田

 


写真をクリックすると大きくなります。




















戻る