2012年9月18日(火) 南三陸町 足利工業大学23人(学生17人+教職員6人)+リーダー3人(金子・小野里・新井)
「ワンピース」。あの日、あの場所に居なかった人には、「何のこっちゃ」な言葉だけど、作業をした事のある人には分かってもらえると思います。
今回の作業現場は、先週作業をした[商工会跡地]の道を挟んだ向かい側。
作業内容は、瓦礫の撤去等。
天候は晴れ。海からの風やや強。
先ずは、帰りのバスで行った参加者の感想をお読みください。
……………
○なかなか終わりの見えない作業で、掘ったり、運んだり大変だったけど、最後に集めた瓦礫を見て成果を実感できた。
○初めての参加でしたが、自分の想像を遥かに超える光景だった。
○現地に入って言葉を失った。
○現地のスタッフの方との交流や、新しい出会いもあったのでボランティアに興味が湧いた。
○一見、片付いているように見えても、少し泥を退かしただけで次々と瓦礫が出てきて、その多さに驚いた。
○町の状況が想像と違っていたので、言葉が出なかった。
○作業をやってみて、あの範囲でも時間が掛かるのに、まだ広い範囲が同じ状況なのを見て、自分達も頑張っていかなければと、重く実感した。
○一年半経っているので、もう少し瓦礫が少なくなっていると思っていたけど、実際はかなり多くて驚いた。
○泥の中等、目に見えない所に瓦礫がまだまだ沢山あって、それを片付ける大変さが身に染みた。
○初めての参加で、最初、被災地を見た時に気持ちが重くなったけど、作業は遣り甲斐を感じながら出来た。
○あれだけの物が一瞬で無くなってしまうなんて信じられませんでした。
○普通に生活出来る有り難みを実感した。
実際に行ってみると、本当にボランティアが必要とされているのが分かった。○少し地面を掘るだけでゴロゴロと瓦礫が出てくる状態だったが、それを回収する事で今回の活動に貢献出来たと思う。
○自分で実際に被災地の現状を目の当たりにして、自分の中の考え方がいろいろ変わった。
………………
今回参加してくれた生徒の半数以上が初参加という事もあって、初めて自分の目で見た津波の被害や、一年半経つ南三陸町の現状、そして実際に作業をした事で分かった瓦礫の多さ等、1日を通していろいろな事を感じてくれたようです。
作業をする事で、その場所が片付いていく事ももちろん大事ですが、1日あの場所で汗を流す事によって、一人一人が人間として大きく成長する。そういった事が復興へと繋がっていくのではないのでしょうか。
20代前後の彼らが、5年10年と続いていく「復興」という活動に、何らかの力になっていってくれればと思います。
最初に書いた「ワンピース」という一言。現地のボランティアリーダーが作業が終わった後の挨拶で言った言葉です。
「今日の作業は、この広い町からみたらパズルのワンピースを仕上げたようなものかもしれないけど、その一つ一つを仕上げる事で復興という大きなパズルが仕上がる。」
今回、一緒に作業をした29名(足工大23名+リーダー3名+現地リーダー3名)、そして行き帰りのバスを運転してくれた上信観光のお二人。一人一人の力があったからこそ、ワンピースを仕上げる事が出来たのでは思います。
本当に、ありがとうございました。(また一緒に作業出来るのを楽しみにしています。新井)
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