8月5日 南三陸町歌津中東側の沢の土砂等撤去

 

8月5日 南三陸町歌津中東側の沢の土砂等撤去 (一般参加者35名、リーダーのような一般参加者1名、リーダー4名)

 桐生八木節まつりの余韻が残る桐生駅前を定 時に出発、途中、事故による通行止めで一般道 へ迂回したこともあり、7時半に南三陸町ボラ ンティアセンターに到着しました。
 宮城県下は 霧の朝でしたが、次第に薄れていく霧に、快晴 微風の酷暑を覚悟しました。
 作業は海から数百メートル入った沢にたまっ た土砂やごみ、ガレキの撤去で、重機が入れな いためにボランティアセンターに依頼が有った とのことでした。
 午前中は、上・下流の二手に 分かれ、上流は主に土砂の撤去、下流はごみ、 ガレキを運び出し、午後は全員で上流の土砂の 撤去に取り組みました。水を含んだ土砂をかき 出したり、ガレキを運び上げたり、ほんの数 メートルの高低差がその難度を高め、全員、し たたる汗をぬぐいながらの作業となりました。
 土砂の中からは、たたみ半畳ほどもあるアス ファルトの塊や、「くの字」に曲がったガード レールの支柱が掘り出されるなど、あらためて 津波の威力を実感した一方で、カエルやサワガ ニ、ドジョウなどの生き物たちが「どっこ い」生きる場になっており、その逞しい生命力 に触れることができました。
 土砂がかき出さ れるとともに沢の流れが確保され、きれいに なっていきましたが、静かに暮らしていた彼ら には迷惑だったかも知れません。
 今回も、夏休みの学生さんだけでなく、たく さんの一般の方が初めて参加してくださいまし た。
 皆さんからは「震災を風化させてはいけな い」「たくさんの人に自分が見た現実を知らせ たい」「また参加したい」といった感想を頂戴 しました。
 今回の現場も、他のボランティアか ら引き継いだ現場で、残った作業はまた他のボ ランティアへと引き継がれていきます。
 そんな 綿々と続く作業のヒトコマに参加されたことを 感じていただき、次のヒトコマにたずさわる方 に思いを馳せ、またその先のどこかのヒトコマ に関わっていただければ嬉しい限りです。
 その ために、これからも皆さんと現地に行く機会を 持ち続けたいと思います。 (高橋)

 

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01 朝の風景
01 朝の風景
04 午前の作業風景
04 午前の作業風景
08 作業した用水路15時12分 終了時
08 作業した用水路15時12分 終了時
13 午後の休憩時間
13 午後の休憩時間
14 午後の休憩時間
14 午後の休憩時間

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