2012年4月15日(日)  一般参加者25名+リーダー3名  *南三陸町*

 

☆まだ風が冷たかったですが、東北も春を感じられる季節になってきました。車通りが増え商店街ができ徐々に活気が出てきたのかなと感じました。

今回は5回目となるサンポートというデパートの瓦礫撤去と泥かき作業でした。私は2回目だったのですが前回より中がキレイに片付けられ広くなっていました。仕分け作業をやっていて泥の中からはまだ未開封の砂糖・ゼリー・マスカラなどが見つかり、地震前のデパートの様子が想像つくほどでした。黙々と作業をやっていて、暗く異臭がするなかで精神的に参っちゃうかなと思ったのですが、みなさんコツコツとキレイにしてくれました。

他の2団体と一緒に作業をしていたのですが、重いねこを運ぶのを手伝ってくれたり声をかけてくれたりと協力して進めることができました。

今回初めての参加者も多く、県外からの方もいました。復興というのにはまだまだ時間がかかるので、今回参加して頂いた方は是非まわりの人に今回の事をお話し、東北への支援のキッカケをつくってもらえたらなと思います。
参加してくれたみなさん、上信観光の運転手の方お疲れ様でした。(井田)

☆サンポート二階を担当した新井です。
早速、二階の状況を説明…、の前に、先ずは行きの高速道路での出来事。
深夜も3時を過ぎ、参加者の皆さんがバスの中で眠りに着いていたそんな時、郡山付近から発生した深いキリに、バスは数十メートル先も見えない状態になっていました。
そんな状態になっていたにもかかわらず、到着予定時刻にはボランティアセンターに居られたのは、バスの運転手さんの力あっての事だと思います。感謝。感謝。

さて、本題の二階の話に入りますが、前回の作業の時に二階中心部に横たわっていた子供用の遊具(100円を入れて動く小型のメリーゴーランド等)が無くなってはいたものの、前日までに入ったボランティアの人達が集めた金属類や、壁ぎわには手付かずの汚泥等が山積みになっていました。

作業の前半は、表面にある金属類を下に落とす作業から初め、中盤からは汚泥の分別作業。
「生かせば、資源!」という参加者の熱い気持ちと、毎回驚かされるチームワークで分別された「燃えるゴミ」、「金属類」、「ガラス片」、そして土のう袋に集められた「石膏ボード」と「泥」。
一階と違い、乾いていた二階の泥から分別され集められた石膏ボードは、見事なくらい白い塊になっていました。

徹底した分別をした事によって見付かった「写真」も今回の活動の成果だと思います。
それぞれの作業が、集中力と根気のいる作業でしたが、参加者の皆さんは最後までペースとクオリティーを落とさずにやってくれました。
お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。(新井)

☆今回も、新参・古参入り混じった顔ぶれとなりましたが、親子・夫婦・姉妹などご家族で参加された方もたくさんいらっしゃいました。
活動後の皆さんの感想を一部ご紹介します。

現地でよく派手な作業ばかりやりたがるボランティアの方を見かけますが、今回も含め、わたしたちの活動に参加してくださる皆さんは、分別作業の大切さをよく理解し、地道な作業にも手を抜かずに頑張ってくださるので、スタッフとしても非常に鼻が高いです。これも、何度も何度も繰り返し参加してくださる常連さんたちが、わたしたちのやり方を守り伝えてくれているからだと思えば、感謝の気持ちでいっぱいになります。今回初参加された皆さんも、是非このことを次回に繋げていっていただけたらと思います。
皆さんお疲れさまでした。また、ご指導くださった現地スタッフさん、ありがとうございました。(金子)

※写真は現地リーダーさんの許可のもと撮影させていただきました。


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