南三陸町2012年4月7日(土)

 


2012年4月7日(土) 活動報告
一般参加者33名+リーダー3名(粟田、金子、高橋) in 南三陸町

今回は3名のリーダーのリレー報告です。

途中の国見は雪が降っていました。
冬のツンと済んだ空気が、少ずつ緩み始めている南三陸町でしたが、吹きつけてくる風はまだ冬の気配を残していました。
... 今回の作業現場は志津川漁港でした。いつものように瓦礫が相手ではなく、最盛期に入っているわかめの出荷の手伝いが、今回の作業です。
三つの地区の漁師さんが共同で仮設の作業場を使っているため、漁師さんの所属する地区に合わせ、三班に分かれての作業になりました。(高橋)

わかめの選別というこれまで経験のない作業で、スタッフ自身が不安なスタートとなりましたが、ケガもなく、地元の方たちと一緒に作業できたことを感謝しています。
  これまでの「ガッツリ系」作業ではなかったため、不完全燃焼の方もおられたことと思いますが、たくさんの方から「地元の方から直接話しが聞けてよかった。」「参加者同士でたくさん話しができて、楽しかった。」と肯定的なご意見を聞くことができました。ありがとうございました。
  また、作業内容は異なるものの、皆さんのモチベーションはいつもどおり非常に高く、見る見るわかめが分別されていき、今回も素直に「すごい!」と感じた次第です。
  さて、週明け9日(月)の河北日報電子版に「南三陸で震災後初めての動力船が進水」という記事が掲載されていましたが、進水式を間近に見ることができたことや、地元の方から進水式で撒かれたお餅のおすそ分けをいただいた方もおられ、わかめの出荷のお手伝いという前向きの作業に加えて、復興への確かな足取りを実感できた一日となりました。(粟田)

 今回は、志津川漁港にて漁業復興のお手伝いです。ほぼ海なし県民ばかりの一行が、メカブの切り落としやワカメの選別・梱包といった貴重な体験をさせていただきました。
 わたしたちの作業する傍らでは、漁師さんたちが採ったばかりの海藻を釜茹でしていて、辺りには始終コンブ出汁のような良い香が漂っていました。天候は、晴れたり曇ったり吹雪いたりと目まぐるしく変化していましたが、そんな中、漁師さんが「手がかじかむだろう、これで温めな」と言ってバケツに汲んだ釜茹でのお湯を持ってきてくださいました。
 こんなにも笑顔の絶えない現場というのも久しぶりです。漁師さんたちは、わたしたちに作業の手順を教えてくださるだけでなく、さまざまなお話を面白可笑しく聞かせてくださいました。破顔して仰るには、とにかく、今こうしてまた漁が再開できたことが嬉しくて堪らないのだそうです。「それまでは毎日仮設で途方に暮れていたよ」と。また今回も、わたしたちのほうが却って元気をいただいてしまったようです。元気だけでなく、たくさんのワカメや茎ワカメまでお土産にいただいてしまいました。
 この日は8割方が初参加の方でしたが、皆さん、こういった、地元の方と共に作業する「目に見える支援」の形にたいへん満足されていたようです。帰り際、漁師さんたちが「またおいで!」と手を振ってくださいましたが、ぜひぜひまたお伺いしたいものです。
 参加者の皆さん、そして漁師さんたちにも、心より御礼申し上げたいと思います。(金子)

追記1
「やっと気持ちが立ち直ってきたよ。3月11日の事も話せるようになってきた。あの時の事とか、質問してくれてかまわないよ。これからの防災のためにも、色々と伝えておかなくちゃいけないと思うし。」一緒に作業した漁師さんの中には、家族を亡くされた方も多くいました。

追記2
一人の漁師さんが言いました。
「こうして漁を再開できたのも、みんなボランティアの人達のおかげだよ」
わかめの養殖の準備だけでなく、養殖に使う砂利を詰めた袋「サンドバッグ」は、昨年から、大勢のボランティア参加者によって作られたものでした。桐生災害支援VCでも2度、サンドバッグ作りの作業をしています。
私たちの活動は基本的には日帰りです。週末1日。その1日の内、作業ができる時間はたった5時間ほどしかありません。それでも、続ける事には意味があるはずだと信じて、わずかな時間の活動を続けてきました。
漁師さんから礼を言われた事も、もちろん嬉しい事でしたが、意味があると信じたそれぞれの1日1日が…何千人何万人というボランティア参加者の1日1日が、確かに「繋がっている」事を、本当に嬉しく思いました。

次回の活動は
4月14日陸前高田市。
4月15日南三陸町。
となります。
なお、南三陸町では、次回より活動時間が1時間延長され、15時30分までの作業となります。


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