2012年3月24日(土) 樹徳高校75名+一般参加24名(うち館林高校8名)+リーダー(川田・金子・高橋・國友・岡田・井田)
午前1時、樹徳高校の先生方に見送られ、バス4台に分乗した105名が桐生駅を出発。東北は前日にかなりの量の積雪があり、行程が危ぶまれたものの、高速の通行止めを間一髪に回避できて、無事、定刻通り南三陸町に到着。現地も一面真っ白い雪に覆われていました。
そんなこともあってか、活動は屋内、2月26日と3月4日にもお手伝いさせていただいたショッピングセンターにわたしたち全員と他2団体が入りました。作業内容も、前回にひき続き、瓦礫の分別・撤去および泥かきです。高校生にも一般参加者にも災害ボランティア活動はこれが初めてという方が多く、慣れない作業に手こずったり、泥の山が発する異臭に戸惑ったりしている様子でしたが、徐々に要領を得ると、ゴミの中から使えそうなものを探して道具として利用したり、周りの人の段取りに合わせて動くなど、それぞれが工夫を凝らしているようでした。大量の泥の中からゴミや瓦礫を取り出して5種類に分別するのは、実際にやってみると、本当に計り知れないほどの忍耐力を必要とする作業です。また、気温の上昇とともに雪が溶けはじめ、舗装されていない地面はぬかるみどころか沼のような状態になってしまい、外の集積所へ瓦礫を運び出すのもひと苦労でした。幸い全員怪我もなく無事活動を終了することができましたが、帰りはどのバスも静かだったようです。こんなにたくさんの高校生が参加してくれたので、彼らの作業後の感想を一部ご紹介します。
- 6月の岩沼市以来初のボランティア活動で、実は、東北はもう復興しているんじゃないかと思っていた。今回、自分の目でそれが間違っていることを確かめられてよかった。
- 岩沼の時よりも分別が細かく、再利用できるものとできないものを分けるのは苦しい作業だったが、また参加したい。
- 泥の中からさまざまなものが出てきて、心に響いた。
- 泥かきは、少し進むのも大変で、まだまだ時間が掛かりそうだと思った。
- 初ボランティアだったが、現場を見てびっくりした。自分たちがやったことは些細なことかもしれないが、それをやることが大切なのだと分かった。
- もっと自分たちが積極的にやらなければならないと思った。
- 勢いで参加したが、考えていたよりも精神的にも体力的にもきつかった。人助けは大変なことなのだと気付いた。今後がんばらなければと思った。
- 雪が溶けたら瓦礫やゴミが姿を現して、まだまだボランティアの手が必要だと思った。これからも積極的に参加したい。
- あの状況が海岸沿いにずっとあるのかと思えば、今後もボランティア活動をして東北の助けになりたい。
今回も、現地リーダーさんや赤城観光の8人もの運転手さんにたいへんお世話になりました。
一般参加された方も高校生のみなさんも先生方も本当にお疲れさまでした!この日参加してくれたのは本校の生徒さんでしたが、樹徳高校からはひき続き今週の土曜日に一貫校と剣道部員の生徒さんが南三陸町での活動に参加してくれます。若いみなさんのお力添え、とてもとても頼もしく思います。
※活動中の写真撮影を特別に許可していただきました。われわれの集合写真を撮影してくださった現地リーダーさん、ありがとうございました!
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