2012年2月25日(土) 一般参加者16名+リーダー(川田・金子・國友・小野里)
泥かき支援 in 陸前高田市・第2弾です!…といっても、今回は、泥かきよりも雪かきに近いような活動となりました。
数日前より朝晩の冷え込みが和らぎ、梅の花などもちらほら咲き始め、ようやく春らしくなってきたのが一転、この日は関東でも冷たい雨が降ったようですが、東北は例年にない大雪となりました。バスの外を流れる景色も一面銀世界で、津波の爪跡も覆い隠され、巨大な瓦礫の山だけが、雪をかぶってもなおそこが被災地であることをわたしたちに思い出させるようでした。あの一本松も、この日は雪に煙って現実のものではないように見えました。一向に下火になる気配もない雪に、現地スタッフの判断で、活動は午前中のみということになりました。初参加の方も多かったことで残念ではありましたが、この大雪では致し方ありません。
派遣された先は、前回作業した現場の堤防をはさんだ陸地側、米崎町の脇ノ沢漁港というところです。米崎出身の現地スタッフさんのお話では、震災前は、釣り道具などなくても水辺まで行けば面白いようにワカサギが獲れた場所だったそうです。また、牡蠣の養殖もさかんだったということでしたが、残念ながら、まだ再開の見通しは立っていないのだそうです。たしかに、掘り起こす土砂には牡蠣の貝殻がたくさん混じっていました。
もう1団体と一緒に、2班に分かれて、側溝の泥出しと瓦礫の撤去をやりました。降りしきる雪の中、側溝班は凍結した泥に悪戦苦闘し、別班のほうは、すぐに地面も瓦礫も隠してしまう雪とのスピード勝負となりました。たった2時間程度の作業ではありましたが、たった2時間であるがために、皆さん物凄い意気込みと集中力で取り組まれたようで、体からは湯気やら熱気やらやらいろいろなものが立ち昇っていました。
今回とくに短時間の活動だったこともあり、オリエンテーションの際に現地スタッフの方からのお話にもありましたが、たった1日の作業でわたしたちにできることは本当に限られています。しかし今回とくに短時間の活動だったこともあり、オリエンテーションの際に現地スタッフの方からのお話にもありましたが、たった1日の作業でわたしたちにできることは本当に限られています。しかし、そのほんのわずかの成果を翌日作業する人へ繋げていく、言うなれば「塵も積もれば作戦」で、被災地の復旧・復興の一端を担っていけばよいのだと思います。今後とも、この町を「なじょにかすっぺ!」を合言葉に、細く長~く着実に支援を継続していきましょう。予測されたことではありましたが、帰りは三陸道も東北道も通行止め、延々9時間半の長旅となってしまいました。
今回ご参加くださった皆さん、雪の中での重労働に加え長時間にわたるバス移動、本当にお疲れさまでした!そして、大変な悪路の中、わたしたちを無事現場へ運び、また桐生へ送り届けてくださった上信観光の運転手さん、本当に本当にありがとうございました!
次回は3月3日(土)に陸前高田市、翌4日(日)に南三陸町で支援活動を行います。間もなく震災から1年です。現地の方々にほんのわずかでも気持ちよくその日を迎えていただけるよう、ひとつでも多くの瓦礫を取り除いてお役に立てたらと思います。
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