宮城県南三陸町伊里前

2012年2月11日(土)一般参加者21名

 

2012年2月11日(土) 一般参加者21名+リーダー(金子・高橋)

2.11. 東日本大震災から11ヶ月が経ちました。

到着時の南三陸町は雪模様でしたが、まもなく晴れ間がのぞき、空気は冷たいながらも晴天下での作業となりました。
今回の現場は、ボランティアセンターからバスで20分ほど移動した津の宮の漁港。そこで、養殖筏の重りにする土嚢作りのお手伝いをしました。
中央にうずたかく積まれた砂利の周囲で、2~3人1組になって砂利をスコップで黒い土嚢袋に詰めていきます。1週間前に熊谷西高校野球部員の皆さんがやったのと同じ作業で、噂には聞いていましたが、これが想像以上に大儀で、単純作業ではありますが、詰めればひと袋60キロ、時間が経つにつれて徐々に握力が奪われてしまい、袋の口を固く結んだり、持ち上げたりする手に力が入らなくなってしまいます。
そんな疲れた体を、今回も、漁師さんたちの用意してくださったムール貝や牡蠣の浜汁が癒してくれました。多くを失い、ゼロからのスタートを切った漁師さんたちが、ようやく獲れたムール貝や牡蠣をボランティアのわたしたちに提供してしまってはもったいないし申し訳ないのですが、せっかく用意してくださったそのお心持ちに深く感謝しつつ、皆で美味しくいただきました。
おかげで心身ともにまた奮い立ち、午後も停滞することなく作業に励むことができました。気が付いたら、フォークリフトで積み上げられた土嚢袋は巨大な山を築いていて、その向こうの海がまったく見えなくなっていました。それを見上げる参加者の皆さんのお顔はホコリで汚れていましたが、どれも清々しい表情でした。
14時半に作業を終了、14時46分、波立つ海に向かって全員で黙祷を捧げました。 

今回、漁師さんたちと一緒に作業し、お話できたことがよかった、という声が多く聞かれました。毎度のごとく、この日も地元の方々の笑顔にわたしたちのほうが元気をいただいてしまいました。
漁港に立つ建物は被災した当時のまま、破れた部分にブルーシートを掛けて木材で押さえるだけの仮修繕ですし、土嚢だって「あと10万も必要だなぁ」と、けれど、笑いながらそうおっしゃっていました。

町の62%の家屋が流されてしまうほどの手痛い被災を負った南三陸町では、漁業の復興に町民の甚大な望みがかけられています。今回、この町の復興支援のひとつとして、その一端を担うことができ、われわれの支援の視野も広がり、とても大きな収穫となりました。
このような機会を与えてくださった現地VCスタッフの方々と漁師さんたちに心より感謝いたしますとともに、参加者の皆さん、そして、一緒に作業したJTBおよび個人登録ボランティアの皆さん、たいへんお疲れさまでした!

さて、今週末は土曜日に陸前高田市、日曜日に南三陸町の2本のバスを出します。予報ではまた寒くなるそうですから、ご参加くださる皆さんは、防寒対策を十二分にもお願いいたします。

※高橋リーダーはダイバーとして海中での瓦礫撤去作業を行い、われわれとは別行動だったため、写真がこんな扱いです

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