宮城県南三陸町伊里前

2012年2月4日(土) C班 一般参加者14名

 

2012年2月4日(土) C班 一般参加者14名(リーダー:粟田・小野里)

厳しい寒さを覚悟していましたが、現地到着時は、寒さの中にも春を感じさせる明るい日差しが印象的でした。
ただ、一転して吹雪になるなど、変わりやすい天候の中での作業となりました。

現場は、昨年のクリスマスにも入った町営住宅、A班の樹徳高校の生徒さんたちとは別の棟の一室を片付けました。
ランドセルや子どものおもちゃなど、家族の生活や歴史を感じさせるものがたくさん残っていて、前回、建物の外構えや共有部分で作業した時よりもさらに、津波による被災の痛ましさが身に迫って感じられました。参加者の皆さんも、やはり高校生同様、さまざまなものを処分しなければならないことに葛藤を覚えていたようです。しかしそこは住人の方の依頼あってのことですから、皆そういった思いを振り切って作業に取り組みました。開始当初は足の踏み場もなく、いったいどうなることかと心配された現場が、最後には、すべての床が見えるところまできれいに片付き、「人の力がすごいことを実感できた」という参加者の方のご感想なども聞かれました。

実際に現地へ行ってみないと分からないことってたくさんあります。今回の現場でも、町営住宅の屋根の上にはいまだ大量の瓦礫が堆積したままなのですが、そこに立って、屋根の上の瓦礫を見上げると、3階建てのこの建物がまるまる津波にのみ込まれてしまったのだという実感に戦慄せざるを得ません。また、建物内はもちろんのこと、周囲八方を見渡しても、まだまだやるべきことがたくさんあるのだという思いが新たになるばかりです。
年末年始の特番が終わって以来、テレビ等マスコミの報道が再び減少してしまい、東電の料金値上げ等が騒がれる中、被災地の未だあまりにも苦しい現状がないがしろにされているような印象を受けます。あちらには、撤去されなければならない瓦礫がまだまだたくさんありますし、また、今回、別班の熊谷西高校野球部の生徒さんたちが取り組んだような漁業復興の支援活動などもあります。震災は決して過去の出来事ではありません。地震や津波により、たった1日にして多くのかけがえのないものを失ってしまった被災地の方々も、今また前を向いて必死に頑張っていらっしゃいます。わたしたちも、それぞれが自分のできる形、範囲で被災地を応援し続けていかなければならないと思っています。
あちらへ伺うたびに、瓦礫が少しずつ片付けられていたり、湾内に養殖用筏の数が増えていたり、そういった復興の兆しを見つけると、皆さん子どものように目を光らせて喜んでいます。自分たちも復興を共に歩んでいるのだという自覚があるからです。わたしたちにとって、この町の復旧・復興は、もう決して他人事ではないのです。

桐生災害支援ボランティアセンター泥かき班は、3月より、これまでの20人から増員し、35人態勢で南三陸町での支援活動を行います。これまでご協力いただいている皆さんはもちろん、未経験の方もぜひ一度参加してみてください。そして、被災地の現状をご自分の目で確かめてみてください。

ひとまずは、今回の参加者の皆さま、心身ともに辛い作業ではありましたが、たいへんお疲れさまでした!
それから、ミネラルウォーターを差し入れしてくれたOくん、いつも細やかな心遣いをありがとう!「粟田/金子」

写真は、樹徳と一緒の撮影

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