1月22日 宮城県南三陸入谷 砂利を倉庫へ運んで一面平らにならす作業。

 12012年1月22日(日) 一般参加者18名+リーダー(川田・金子・高橋・新井・粟田・小野里)

雨のそぼ降る桐生駅に集合、現地の予報も雨で、中止になったりしないとよいけれど…などと案じつつ定刻1:00に桐生駅を出発したのでした…が、しかし、敵は道中にあり!北上するにつれて路肩の雪がどんどん深くなっていくのは気になっていましたが、3時間ほど進むと、電光掲示板に″積雪のため上下線ともに通行止め″の文字。渋滞の挙句、白河から一般道へ降ろされてしまいました。お蔭で久し振りに岩沼市を通り、こちらでのボランティア活動の懐かしい思い出に浸ったり、また、名取市近辺では未だに船が田畑に放置されているのを確認できたりはしましたが、行程は大幅な番狂わせ。どうにか南三陸町へ辿り着いた時には10:30、受付に2時間も遅刻してしまったのですが、現地ボランティアセンターの方々が調整してくださり、無事、作業に取り掛かることができました。

今回派遣されたのは入谷という地区、直接津波の被害を受けた場所ではなく、被害を受けた倉庫の移転先でお手伝いをさせていただくという形になりました。われわれに任されたのは、倉庫内のコンクリを打つ前の砂利敷きでした。外に高々と積み上げられた砂利をスコップでネコに積み、倉庫へ運んで一面平らにならす、という作業です。幸い、心配された雨のほうはほんの霧雨程度で済み、気温もこの時季にしてはだいぶ穏やかでした。

この日は10~20代前半の若い参加者の方が5~6人いらっしゃって、彼らの活躍ぶりがとくに目立ちました。砂利をいっぱいに積んだネコを急勾配の上の倉庫まで押し上げなければならなかったのですが、彼らときたら駆け上がらんばかりの勢いで、その働きぶりには、われわれスタッフや常連さんたちも目を見張らざるを得ませんでした。また、砂利をネコに積んだり、レーキでならしたりする作業もかなりの重労働で、1月の、辺りにちらほら雪を置いた東北で、みな汗だくになり、終いにはTシャツ姿でネコを押すような方も出てきたほどでした。

大遅刻ではありましたが、参加者みなさんの破天荒な頑張りのお蔭でみるみるうちに砂利の山が小さくなり、予定終了時刻以前に作業が片付いてしまいました。活動時間は短かったですが、運動量はここ最近の瓦礫撤去・分別作業をはるかに上回っていましたし、また、任された分の仕事を時間内にやり遂げることもでき、それに、今回は、久し振りに依頼者の方も現場にいらっしゃって、喜んでくださったお顔も拝見できましたから、序盤にトラブルはありましたが、終わってみればこの上なく充実した好い一日となりました。参加者の方の感想でも、「また参加したくなるような一日だった」という嬉しいお声を聞くことができました。
それもこれも、悪路のなか、わたしたちを無事に現地へ送り届けてくださった赤城観光の運転手さんおふたりと、現地VCリーダーのみなさんの有り難いご配慮のお蔭です。参加者一同心より感謝いたしますと共に、また、われわれスタッフ一同、驚異的底力を発揮してくださった参加者のみなさんにも厚く御礼申し上げたいと思います。
お疲れさまでした!…翌日の筋肉痛はだいじょうぶでしたか?

さて、ご登録済みの方は既にご存知のことと思いますが、来月からは陸前高田市へも支援の足を延ばすことになりました。当然、行程はこれまでよりもハードになりますが、岩手県でもボランティア不足が深刻な問題となっています。東北の一日も早い復興のため、今後ともぜひお力添えをくださりますよう、切にお願い申し上げます。

余談になりますが、いつも活動後にわれわれの胃袋を満たしてくださっている『山内鮮魚店』さんと、『復興応援南三陸deお買い物』という通販支援サイトのHPを紹介させていただきます。ぜひいち度ご覧になって、お買い物支援の輪も広めていただけたらと思います。

◆山内鮮魚店  http://www.yamauchi-f.com/

◆復興応援南三陸deお買い物  http://www.odette-shop.com/

※今回も、現地リーダーの方のご承諾のもと、活動風景を写真撮影させていただいたので、ここに掲載いたします。

  

  

  

  

  

 


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