12月25日 宮城県南三陸町伊里前 瓦礫の撤去・分別作業

 
12月25日(日) 一般参加者18名+リーダー(川田・金子・高橋・新井・粟田)

12月25日、言わずと知れたクリスマス、桐生災害支援VCは2011年ラストの泥かき支援活動を決行しました。
定時午前1時に桐生駅を出発。一路、宮城県は南三陸町へ。
寒さのために地面が凍結、現地VCの方々が車を飛ばして作業可能な現場を探し回ってくださり、派遣された先は、海から目と鼻の先に立つ町営住宅でした。以前からその脇を通り掛ったり、また、10月23日に作業した現場がそこからほど近かったこともあり、その3棟の建物の苛酷な被災状況は何度も目にしていたところでした。
他の支援グループや個人登録ボランティアさんたちに混ざって、この9ヶ月半以来廊下や階段に堆積したままの瓦礫や砂を撤去、その後分別しました。肌を刺すような冷たい風が吹きつける中、みな一様に埃まみれになりながら黙々と作業に従事していました。
午後になると、冠水との戦いになりました。前もってあちらのリーダーの方から満潮を警告されていたものの、あれほど速く水が迫ってくるとは思わず、それまで作業していた箇所も周囲の道路もみるみるうちに水没してしまい、津波だけではなく、地震による地盤沈下の被害をも改めて思い知ることとなりました。

今回も、新旧参加者入り混じっての活動でした。
帰りのバスの感想で、初参加の方からは、今回初めて被災地に立ち、ニュースで見聞きしていた話とは違い、被災地にはまだまだ支援が必要な場所があるのだということを自らの目で確認できた、等のお話を伺うことができました。また、何度も参加してくださっているうちのおひとりは、恒例のモーターショー見学を今年は取り止めて、迷わず泥かき支援のほうを選んでくださったそうです。今回もたくさんの方々から「来年の活動にもぜひ参加したい」という力強いお言葉をいただくことができ、我々リーダー一同、頭が下がりっぱなしでした。
寒くて大儀な作業だったかもしれませんが、きっと、参加者の皆さんにとっても、この上ないクリスマスとなったのではないでしょうか。(ところどころホワイトクリスマスでしたしね♪)

お仕舞いに、4月3日以来、62回に渡る桐生災害支援VC泥かき班の今年の活動にご協力いただいた参加者の皆さま、赤城観光の運転手さん、また、支援先の岩沼市、石巻市、多賀城市、南三陸町でお世話ならびにご指導くださった皆さまに、スタッフ一同、心より御礼申し上げて、今年最後の活動報告を締め括らせていただきます。
皆さん、本当に本当にお疲れさまでした!
来年も東北と一緒に頑張りましょう!

今回は現場スタッフの許可を頂いて活動現場の写真を取っていただきました。




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