12月17日 宮城県南三陸町伊里前 瓦礫の撤去・分別作業

 
12月17日(土) 足利工業大学生14名・教職員10名・リーダー(金子・高橋)

深夜1時、足工大出発。
途中立ち寄った国見SAは雪景色でしたが、現地南三陸町では時折風花が舞う程度、日中は陽光に恵まれ、特に作業中は、懸念されていたほどの寒さに見舞われずに済みました。
今回、足工大の皆さんと活動した現場は伊里前、2002年9月にひょっこり現れたアザラシのウタちゃんにちなんで名付けられた「うたちゃん橋」を渡った向こう、高々と積み上げられた瓦礫の山、もしくは壁、その脇の一角でした。
1000人余りの住民の方々がお亡くなりになったり、いまだ行方が分からないままのこの町で作業するにあたり、職員の方のご提案で、まず、全員で合掌・黙祷しました。
現場には、釘のような細かい物からコンクリの塊のような、複数人で力を合わせなければ撤去できないような物までさまざまな瓦礫が散乱していましたが、学生さんたちも教職員の皆さんもとてもモチベーション高く作業に従事してくださいました。作業後、現地のリーダーの方が、我々の積み上げた瓦礫の山を見やりながら、「本当はもう1グループと一緒に50人ほどで片付けようと思っていた現場だが、足工大の皆さんだけで50人分の成果をあげてくれた」と仰ってくださったほどです。
帰りのバスの感想では、「今日の経験を今後の人生に活かしたい、そして、次回もぜひ参加したい」という声を驚くほど多く聞くことができました。たしかに今回も、2度目、3度目の参加という学生さんがたくさんいらっしゃいました。また、皆さんが、若者らしい素直な心の目で被災地の現状を受け止め、それを率直に言葉にしてくれたのがとても印象的でした。
足利工業大学は、来年も支援活動を継続してくださるそうです。若い皆さんのお力添え、とてもとても頼もしいです!
ひとまずは、今回の24人の参加者の皆さん、そして、今年の支援活動に参加してくださった200人を超える学生さんたち、本当にありがとうございました! おつかれさまでした!
また次回もどうぞよろしくお願いいたします。


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